『私の財産告白』


ステータス:読了
評価(最高が5つ星):☆☆☆
覚えておきたい言葉:

 人間の一生をみるに、だれでも早いか晩いか、一度は必ず貧乏を体験すべきものである。つまり物によって心を苦しまされるのである。これは私どもの長年の経験から生まれた結論である。子供のとき、若い頃に贅沢に育った人は必ず貧乏する。その反対に、早く貧乏を体験した人は必ずあとがよくなる。つまり人間は一生のうちに、早かれ、おそかれ、一度は貧乏生活を通り越さねばならぬのである。だから、どうせ一度は通る貧乏なら、できるだけ一日でも早くこれを通り越すようにしたい。(中略)まことに若いときの苦労は買ってもやれといわれているが、貧乏に苦労し、貧乏し抜いてこそ、人生の意義や事物の価値認識をいっそうふかめることができるのである。貧乏したことのある人間でなければ、本当の人生の値打ちはわからないし、また堅実に、生活の向上をめざしていく努力と幸福は生じてこないのである。

 安田善次郎翁は「六分売り、八分買い」といって、六分以上の利回りになる株があったら、有り金全部で買い入れ、それが八分の利回りがつくまで騰貴すれば、全部手放すよう人にもすすめ、自分にも実行しておられたそうだ(後略)

 人生の幸福というものは、現在の生活自体より、むしろ、その生活の動きの方向が、上り坂か、下り坂か、上向きつつあるか、下向きつつあるかによって決定せられるものである。

感想など:
RSSリーダーでこの本を評価している記事を見かけたので、借りて読んでみました。糸井重里さんとかも言ってますが、お金のことってあんまり考えたくないですが、逃げ回ってもついてくることなのでちゃんと向き合おうと思ってます。本の内容は、とりあえず一生懸命働いて、節約をむねとすべしという内容ですが、筆者の体験談から語られているので説得力があった。

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