『ぶらんこ乗り』

題名:「ぶらんこ乗り」
ステータス:読了
評価(最高が5つ星):☆☆☆☆
覚えておきたい一文:
「でも大丈夫。
大丈夫だって私にはわかる。
だって、ぶらんこは行ってはもどりする。
はるかかなたへ消えたようでも、
ちゃんとまっしぐらな軌道をえがき、
ちょうどいい引力に従って、もといた場所に戻ってくる。
それに、忘れちゃいけない。弟は世界一のぶらんこ乗りだ。
『わたしたちはずっと手をにぎっていることは
できませんのね』
『ぶらんこのりだからな』
 だんなさんはからだをしならせながらいった。
『ずっとゆれているのがうんめいさ。
けどどうだい、すこしだけでもこうして』
 と手をにぎり、またはなれながら、
『おたがいにいのちがけで手をつなげるのは、
ほかでもない、すてきなこととおもうんだよ』」

ひとことコメント:
心の友のサイトで紹介されていた、
いしいしんじさんの「ぶらんこ乗り」を
読みました。不思議ですてきな物語。

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