ステータス:途中
評価(最高が5つ星):☆☆☆
覚えておきたい言葉:
「仲さまは、故事に関心をおもちですか」
「昔のことも、今のことにも、興味はある。牧野の決戦のことを知らなければ、通ってきた野は、ありふれた野で、その地を踏んだことに何の意義も生じない。だから、見聞の豊かさのうしろに知識がないと、見聞を位置づけることも、深めることもできない」◇
要するに、才能をつかいつくしたあとに、ある富を手にいれて自己満足のうちに生涯をおえるか、自己のむこうにある自己をさがしあてる、いわば個人の才能ではどうにもならぬ冒険を無形の富と考え、邁進することで一生をつかいはたすか、である。
ーーどちらが得か。
と、考えれば、結論はあまりにもあきらかである。が、どちらが、おもしろいか、といえば、計算の外にある人生のほうがおもしろい。◇
「人をみるということは、その人ばかりをみることではありません。たとえば、その人の師、友、親、兄弟などをみても、その人をみたことになるように、人はあちこちに鏡をおいて生きているのです」
感想など:たまには読んだことのない作家の本を読もうと、図書館で借りてます。なかなか味わい深い言葉が見つかるので、最後まで読もうかな。長いけど。
