ステータス:読了
評価(最高が5つ星):☆☆☆
覚えておきたい言葉:
いつものことだが、兵士たちの胸の内に不満がくすぶりはじめるのは、戦闘期ではなくて休戦期なのである。そして不満とは、絶対的な欠乏からよりも、相対的な欠乏感から生まれることのほうが多い。
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ローマ人はキリスト教徒を、自分たちが信ずる神々とは異なる神を信じていたからという理由で、弾圧したのではない。ローマ人は多神教の民である。多神教とは、神の数が多いというよりも、ちがう神を信じている人も認めるとする考え方である。ただし、信ずる者同士が他から孤立した集団を作り、その集団が反社会的な行動に出た場合は罪としたのである。
感想など:この巻では、いよいよローマ帝国内にゲルマン民族が侵入してくる。また、罠にかけられたとはいえ、皇帝がペルシアに生きたまま捕われたり凋落が目に見えてくる。
ゲルマン民族は「ドナウ河防衛線の突破ではなく、黒海に出てエーゲ海に達し、海側から豊かな小アジアやギリシアの都市を攻めて略奪する、という戦略」をとる。防衛線に兵をへばりつけていたローマとしてはしんどい展開だなぁと読んでいて思いました。いつまでも同じ戦略で生きられるわけではないという教訓ですな。
