『習近平の正体』


ステータス:読了
評価(最高が5つ星):☆☆☆
覚えておきたい一文:

中国の歴代指導部は毛沢東を第1世代とし、鄧小平は第2世代、第3世代が江沢民で、第4世代が胡錦濤、そして近平らが第5世代となる。第5世代は12年の第18回党大会で選出される中央委員・候補委員(第17回党大会では371人が選出)を中心に形成されることになる。

「銃口から政権が生まれる」という言葉が表すように軍権を握っていなければ、党総書記や国家主席の座にあっても最高指導者とは言えない。その逆に、軍権さえ握っておけば、事実上の最高指導者として君臨できる。これは江が鄧小平から学んだ不文律だった。

習は河北、福建、浙江の各省での地方勤務で実績を積み重ねた。浙江省では水質汚染で農民暴動が起きたものの速やかに手を打ち、福建省在任中には新中国史上最大の汚職事件が起きたが、習は潔癖だったため評価を上げた。

中国では1人の幹部が複数の派閥に属する場合が多く、それだけ人間関係が複雑に絡み合っている。近平は清華大閥や上海閥、福建閥、石油閥、そして太子党閥、さらに解放軍という中国指導部内のさまざまな派閥からまんべんなく支持を集めており、それが大きな強みになっている。

ひとことコメント:尖閣問題をきっかけに、中国の現代政治が気になるようになったので、次のナンバー1候補である習近平氏を学ぶ。仕事が忙しない折だったので、読むのに時間かかったが、中国政治のメカニズムの一端が分かったような気がする。この国は慣習で動く部分が多い気がするので、パターンさえ分かれば次の動きが読み解けるかもしれない、と思う。ただ、いかんせん慣習が多すぎる。

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