『マオ 誰も知らなかった毛沢東』

題名:「マオ 誰も知らなかった毛沢東」
ステータス:途中(長い…)
評価(最高が5つ星):☆☆☆(でも長い…)
覚えておきたい一文:
「攻囲戦に加わっていた人民解放軍の老兵は、
当時の自分自身や仲間の気持ちをつぎのように述懐している。
 
 城外にいたとき、中でたくさんの餓死者が出ていると聞いても、
われわれはさほど驚かなかった。山のような死体なら
これまで何度も見ていたので、多少のことには
動揺しなくなっていた。心が鈍麻していたのだ。
けれども、城内にはいって現実を目のあたりにしたとき、
われわれは打ちのめされた。多くの者が涙した。
みんな、こう言っていたーーおれたちは貧しい者のために
戦っていたはずじゃないか。それなのに、ここに転がっている
死人のいったい何人が金持ちだと言うのだ? 
この中のだれが国民党員だと言うのだ? 
みんな貧しい人たちばかりじゃないのか?」

ひとことコメント:
学生時代に読んだ「ワイルドスワン」の著者の本。
歴史本はこれまでいろいろ読んできたけど、
日本の戦中と近代中国の歴史は
意識的に避けてきていた。
そこには、間違いなくどの時代よりも深い
闇が存在すると感じていたから
(情報を頭が処理できなさそうだった)。
そして、毛沢東支配の近代中国に関しては、
その認識にいささかの誤りはなかった。
上記に引用したのは、毛沢東率いる共産党軍が、
蒋介石の国民党軍がろう城する城を陥とした時に
居合わせた共産党の兵士の言葉です。
ほかにも色々書きたいことはありますが、
この本から学んだことは、
人が最も大切にしなければならない価値は「自由」で、
それがない社会はたとえ愛があっても、
お金があっても、人は人として生きられないということ。

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