『グーグル秘録 完全なる破壊』


ステータス:読了
評価(最高が5つ星):☆☆
覚えておきたい一文:

 スタンフォード大学や、テリー・ウィノグラッドの研究室こそ、そうした革命的なシステムがうまれるべき場所だった。
 ウィノグラッドはコンピューター・サイエンスを専攻する学生を頭でっかちな理論から引き離し、”物事が機能する仕組みや、ユーザーというものを理解させるため”、ドナルド・A・ノーマンの著書『誰のためのデザイン? 認知科学者のデザイン原論』(邦訳・新曜社)を読ませていた。この本の柱となるメッセージは、ビデオ録画器やコンピューターから、開封しにくいビニール包装に至るまで、たいていの開発者は、消費者目線で設計していないということだ。その結果、製品は複雑で、厄介なものになる。新たな機能が通常、さらなる複雑さという代償を伴うことを、ノーマンは”技術のパラドクス”と呼んだ。
 この考え方は、ペイジの心を強くとらえた。何年も後、彼はノーマンの著書を「きわめて感銘を受けた作品」として、「多くの人は外見的な要素にとらわれ、物事の機能面を注視していない」というくだりを初めて読んだときには目からうろこが落ちた、と語っている(ペイジもホテルの部屋に入って3分以内に電気の消し方がわからないと、いらつくタイプだ)。
 この本によって、アルタビスタなど先行する検索エンジンとはまったく異なる、グーグルの設計思想はさらに揺るがないものになった。

 たしかに、グーグルのトッペページで悩むことはないですよね。検索するしかないので。何を検索すればいいか悩む人は、ポータルサイトに行くのでしょうね。
ひとことコメント:
この本の中に、「グーグルに完全にビジネスモデルを破壊された」側の人たちが登場します。テレビ局とかにすれば、Youtubeにアップされた自社のコンテンツを削除するため、何億、何百億円のパトロール費をかけている現状はしんどいみたいですね。グーグルは「申告を受けたらすぐに消します」というものの、申告の手間ひまがテレビ局持ちなのはちょっとアンフェアかもと思いました。

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