ステータス:読了
評価(最高が5つ星):☆☆☆
覚えておきたい言葉:
いずれにしても、僕にとって海外に本を探しに行くことは、いわゆる「仕入れ」とはちょっとニュアンスが違う。初々しい自分を取り戻すため、自分のなかで失われてきたものを足すため。やっぱり本との出会いとか、人とのやりとりを通じて、色々なことを感じたいですから。そういう経験はもちろん本屋の仕事にも活かされるし、文章を書いたりものをつくることにも活かされていきますし。要するに根っから「何かを探す」ということが好きなのです。
◇
クリエイティヴって、わかりやすい言葉で言うと「工夫」だと思う。たとえ単純な作業でも、最も効率良く、美しく、そして楽しくやろうと考えたら、要するに大事なのは工夫です。工夫がないと物事の質は上がらないですからね。それと何より、工夫することって楽しいですよね。工夫を追求することこそクリエイティヴな姿勢だと思います。工夫をすると発見が生まれる。発見は自分だけのオリジナルにつながります。それと、もうひとつ大切なのは取り組み方。たとえ世間ではクリエイティヴだと思われるような仕事をしていたとしても、やらされているという気持ちでやっていたら、クリエイティヴではないと思いますね。自分が楽しめる最良の方法を探しながら、自分から物事に取り組む姿勢を保っていることがクリエイティヴの基本ですよ。表現というのは、あくまでどう取り組んだかの結果だと思う。クリエイティヴに特別な技術とか、特別なコツはない。「工夫」と「取り組む姿勢」を大切にすれば、文章を書くことも、映像をつくることも、デザインすることも、絵を描くことも、何だってできると思う。それを人が認めるかどうかは別にして、可能性は無限にありますから。
感想など:中目黒のCOW BOOKSをつくった松浦氏の著書。本にかける思いは学ぶことが多い。自分の中のフロンティアを開拓していく姿勢を大切にしないといけないですね。
