『男の作法』

題名:「男の作法」
著者:池波正太郎
ステータス:読了
評価(最高が5つ星):☆☆☆
覚えておきたい一文:
人間の一生は、半分は運命的に決まっているかもしれない。
だけど、残りの半分はやっぱりその人自身の問題です。
みがくべきときに、男をみがくか、みがかないか……
結局はそれが一番肝心ということですよ。
それならば、男は何で自分をみがくか。
基本はさっきいった通り、
「人間は死ぬ……」
という、この簡明な事実をできるだけ
若いころから意識することにある。
もう、そのことに尽きるといってもいい。
何かにつけてそのことを、
ふっと思うだけで違ってくるんだよ。
自分の人生が有限のものであり、
残りはどれだけあるか、こればかりは神様でなきゃわからない、
そう思えばどんなことに対しても
おのずから目の色が変わってくる。
そうなってくると、自分のまわりのすべてのものが、
自分をみがくための「みがき砂」だということがわかる。
逆にいえば、人間は死ぬんだということを忘れている限り、
その人の一生はいたずらに空転することになる。

ひとことコメント:
忙しさにかまけて、「人間は死ぬ……」ということを
忘れていることがある気がする。

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