題名:「楊令伝 八」
ステータス:読了
評価(最高が5つ星):☆☆☆
覚えておきたい一文:ー
ひとことコメント:
いま唯一最新刊を追いかけているシリーズ。
なかなか最後の戦いが本格化せず。
次巻に期待。
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題名:「トップ屋魂」
ステータス:読了
評価(最高が5つ星):☆☆☆☆
覚えておきたい一文:
「英ちゃん、”山より大きい猪は出ん”ということを、
よく覚えておくのよ」
「どんな嵐がきても、慌てるんじゃないのよ。
張った帆をひとまず降ろし、しばらく休んでいると、
必ず嵐は通り過ぎる。どんな嵐も、いつまでも続く
もんじゃない。嵐が去ると、また帆を張り直して
進めばいいの。そのようにして、進み続けるのよ」
「なお、作家の田辺聖子さんが、興味深いことを
述べている。
『座り心地のいい椅子に座ると、その椅子の中が
どうなっているかについて、考えもすまい。
が、座り心地が悪い椅子に座っていると、
どうしてなんだと尻のあたりの皮なり布を剥いで、
調べたりする。人生もいっしょで、
ぬくぬくと心地良く育つと、人生とは何かについて
深く考えない。が、苦しい立場に置かれると、
どうしても人生とは何かについて考えざるをえない』」
「わたしは、唸っている原因について打ち明けた。
有馬さんは、たちどころに教えてくれた。
『ああ、おれも、はじめの頃はそうだったよ。
簡単なことさ。接続詞に悩む暇があったら、
書いたつもりで、書かないで、次の行に進めば
いいんだ。接続詞なんて、なくたって、
文章は成立するんだ。むしろ、へたな接続詞が
あると、文章のテンポを悪くする。
接続詞をつけたくなったら、
行を変えればいいのさ。すべて書き終えて、
読み返し、どうしても文章のつながりが
悪いところだけ、接続詞を入れればいい』」
「池田三選の戦いでは、『ニッカ、サントリー、
オールド・パー』というウイスキーにかこつけた
言葉がささやかれた。『ニッカ』とは、二派から
金を受け取る人物。『サントリー』は、三派から。
ひどいのは、『オールド・パー』で、
各派から受け取りながら、誰にも入れずに
パーにした人物のことを言う」
「吉行淳之介は、書いていた。
小説を書くということは、書かなければ
自分の内部に溜まるモダモダした毒を
吐くようなものだ。もし何年も書かないで
いれるなら、さっさと筆を折りなさい。
その人は書く必要のない人だ。
内部に毒の溜まらぬ人だ」
「いいな、ラーメン屋のねぇちゃんにも
わからないような表現は、するんじゃないぞ。
週刊誌は、さまざまな職業、学歴の人が
読むんだから、自分勝手な文学青年のような
自己満足な表現をするんじゃないぞ」
ひとことコメント:
「週刊文春」特派記者、いわゆる
「トップ屋」として活躍した、
ライターの大下英治さん。
前の職場の仕事の関係で、
この人の存在を知りました。
週刊誌といえば、先日、
「週刊新潮」が朝日襲撃事件の
誤報を出してましたね。
スクープを生む難しさを感じました。
この本には、それがどれほど
難しいのかも記されています。
