『村上ソングズ』

元旦、家でゆっくり村上春樹さんの新作、
『村上ソングズ』(村上春樹 和田誠著)を読みました。
久しぶりに、春樹さんの文に触れ、
「やっぱりいいなぁ」と思いました。

この本では、両氏が好きな音楽をそれぞれ紹介しています。
中でも、春樹さんの訳詞が素敵だったものを2つ。
以下、引用です。

「神さましか知らない」 The Beach Boys
いかなるときにも君を愛するとは、言い切れないかもね。でも見上げる空に星があるかぎり 僕の想いを疑う必要はないんだよ。時がくれば、君にもそれがわかるだろう。 君のいない僕の人生がどんなものか それは神さましか知らない。もし君がどこかに去っても 人生はつづくかもね。でもそれでは、この世界が僕に示せるものなど何ひとつない。 そんな人生に、なんの値うちがあるだろう。君のいない人生がどんなものか それは神さましか知らない。

「ブルーモンク(修行はつらい)」 Abbey Lincoln
ひとりぼっちで、自分らしく生きていくのは 生半可なことじゃない 手っ取り早く一人前になれたりはしない。小さな積み重ねがすべてなんだ。修行に耐えて一歩一歩前に進んでいくだけ。それしかないんだよ。人生とは学校だから、学ぶことはたくさんある。 でも学ぶほどにつらくなってくる。自分がいかに愚かであるかがわかるから。 つまづきながら、何かを身につけていくのさ。修行に耐えて一歩一歩前に進んでいくだけ。 のろくたっていいんだよ。つまづきながら、何かを身につけていくのさ。この世界に正しい居場所をみつけるのは 誰にでもできることじゃない ものごとの底は深く、何かを知るためには 何かを差し出さなくちゃならない。修行に耐えて一歩一歩前に進んでいくだけ。人生は厳しい有料道路。支払った額で、どこまで行けるかが決まるのさ。

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