太陽と死はまともに見てはいけない

震災のテレビを見て、重いストレスを抱える人が増えている。
僕も可能な限りはテレビを見ないようにしている。
誰かが言ったように、太陽と死はまともに見てはいけない。
人の心はそんなに強くできていない。
別にすべてを目に焼き付けなくても、思いをはせることはできる。
ACのCMもあんなに「あなたがいまできること」やら
子どもとの時間を大切にしましょうとか
日本がんばろうがんばろうと
言わない方がいいように思う。
とりあえず、きょうを生きのびるだけで
いっぱいいっぱいな人やうちひしがれている人もいるのだから。
度が過ぎると心的負担を高めるだけな気がする。

原発の問題もなかなか悩ましい。
終息が見えないこともそうですが、結局都市に住む人は
そばに置いておきたくない原発を地方におしつけて、
そこから生まれる電気で快適な生活をしてきたわけだから、
これからの生き方を問われているように思う。
太陽光やら風力に切り替えたら、いまの何倍もの
電気代になるそうだけどそれでも切り替えるか。
それとも原発の安全性を高めて現状のエネルギー政策を続けるかを選ばないとならない。
まぁ、もっと電気を使わないライフスタイルにする道もあるかと思うが、
さすがに去年の夏みたいな気温だと限界がある…。

原子力はクリーンなだけのものじゃないし、
土地を埋め立てたら液状化するし、
高層階に住めばエレベーターが動かなくってどうしようもなくなる。
何事にも代償がある。
今回の震災と原発危機は色々考えさせられる。
とりわけ人の生死については、
身近な人が立て続けに亡くなった頃、
「人は自分が思うほど幸福でも不幸でもない」と
考えていたことを改めて思い出す。

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