震災のテレビを見て、重いストレスを抱える人が増えている。
僕も可能な限りはテレビを見ないようにしている。
誰かが言ったように、太陽と死はまともに見てはいけない。
人の心はそんなに強くできていない。
別にすべてを目に焼き付けなくても、思いをはせることはできる。
ACのCMもあんなに「あなたがいまできること」やら
子どもとの時間を大切にしましょうとか
日本がんばろうがんばろうと
言わない方がいいように思う。
とりあえず、きょうを生きのびるだけで
いっぱいいっぱいな人やうちひしがれている人もいるのだから。
度が過ぎると心的負担を高めるだけな気がする。
◇
原発の問題もなかなか悩ましい。
終息が見えないこともそうですが、結局都市に住む人は
そばに置いておきたくない原発を地方におしつけて、
そこから生まれる電気で快適な生活をしてきたわけだから、
これからの生き方を問われているように思う。
太陽光やら風力に切り替えたら、いまの何倍もの
電気代になるそうだけどそれでも切り替えるか。
それとも原発の安全性を高めて現状のエネルギー政策を続けるかを選ばないとならない。
まぁ、もっと電気を使わないライフスタイルにする道もあるかと思うが、
さすがに去年の夏みたいな気温だと限界がある…。
◇
原子力はクリーンなだけのものじゃないし、
土地を埋め立てたら液状化するし、
高層階に住めばエレベーターが動かなくってどうしようもなくなる。
何事にも代償がある。
今回の震災と原発危機は色々考えさせられる。
とりわけ人の生死については、
身近な人が立て続けに亡くなった頃、
「人は自分が思うほど幸福でも不幸でもない」と
考えていたことを改めて思い出す。
