9・11跡地 4

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『9.11 生死を分けた102分 崩壊する超高層ビルからの驚くべき証言』を読了した。

9.11テロの際、 WTC内部の話があんまり見えないなぁと思っていた。
この本を読んで、少しだが内実が分かった。
・経済合理性を徹底的に追及したビルの構造、耐火能力の不十分さ
(これはずっと以前から指摘されていた)。
・避難路の不十分さ(非常階段が少ない)。
・ニューヨークの警察と消防がほとんど情報を
 共有できていなかったこと。
・誤った情報が確報のように流れていたこと
(「お知らせします。第二棟(WTC南棟)は安全です。
 第二棟から避難する必要はありません。
 すでに避難中のみなさんは再入構用ドアからエレベーターで
オフィスに戻ってください。くり返します、第二棟は安全です」。
このアナウンスのせいで、一度避難した人の多くが
オフィスに戻ってしまっている)
 ・古臭い無線を使用していたため、
指示(緊急避難などの指示)がとれなかったこと
 (このせいで多くの救助隊員が亡くなった。
 また、唯一使えた非常階段の存在等を伝えることができなかった)
 ・屋上へ出るドアが最後まで開かなかったこと。
 特に悲劇なのは、上層階にいた人たちも含め、
建物自体が崩壊するとはほとんど誰も思っていなかったことだ。
だから、下階へ逃げるのではなくオフィスにとどまったり、
上層階へ避難している人がいる。
あの出来事は、人災でもあったのだ。

少し前に歩いたニューヨークの通りや、
見かけた店が爆風を受けていたことが分かった。
スタテン島から、あのフェリーに乗ってWTCに
出勤していた人がいた。
そして帰ることは叶わなかった人がいたのだ。

写真は、WTC跡地にあったパネル。

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